娘の結婚式を前にして思うこと
今週末はいよいよ娘の結婚式です。
私には3人の子どもがおり、娘は末っ子です。子どもの結婚式というのは、親にとっても人生の大きな節目のひとつ。今年二月には次男が我が子では初めて式を挙げました。そこから半年ほどで、娘も式を挙げることに。子どもが次のステージに進む姿を見ることは、大きな喜びであり感慨深いものです。
親世代と今の結婚式の違い
振り返ると、自分の結婚式は昭和の時代で、形式や慣習を重んじたものでした。招待客の顔ぶれから引き出物に至るまで、親や親族が中心となって決めるのが当たり前。今とはずいぶん違うものでした。
けれど今は、結婚式の形も多様化しています。親族だけの小さな式や、写真撮影だけのフォトウェディングなど、自分たちの思いを形にできる時代。娘もまた、自分らしい式を選び、準備を進めてきたのです。
式の準備を担ったのは娘
今回の式は、娘は式にもともとはこだわりがなかったそうなのです。しかし、娘の旦那さまが「ウェデイングドレス姿が見たいから式をしたい、思うようにしてあげたい」と考えてくれたそうで、式の内容はほぼ娘が自分で決めました。私たち夫婦は当日リハーサルまで詳細を知らされていなかったため、事前にしたことといえば、留袖やモーニングのレンタル手続き、当日の着付け・メイク・ヘアセットを式場にお願いしたことくらいです。
ご祝儀を辞退するという考え方
さらに驚いたのは、娘たちの招待状です。そこには「ご祝儀は辞退させていただきます」と記されていました。全て自分たちで負担し、祝儀に頼らないという二人の考え方に、正直驚かされました。
親の世代からすると想像もしていなかったことであり、娘たち夫婦の覚悟と自立心を強く感じました。
親としての願いはたった一つ、娘の幸せ
最近は式を挙げないカップルや、フォトだけで済ませるカップルも多いので、娘たちもそうするのかな?と思っていました。けれど、式に向けて美容や身だしなみを整え、日に日に輝いていく娘の姿を見ていると、この一番綺麗な時に自分がやりたい形で式を挙げるのは素敵だなと感じました。
親としては少し寂しさもありますが、それ以上に、娘が大切なパートナーと共に自分らしい人生を歩み出すことを心から誇らしく思います。そして、この先も二人で支え合い、幸せな家庭を築いていってほしいと願っています。