子育ての一区切り

子育ての一区切り

子どもたちの結婚式を終えて、ひとつの大きな節目を迎えました。
式のあと、娘と息子から「育ててくれてありがとう」と感謝の言葉をもらい、胸がいっぱいになりました。

私は母親としても人としても未熟で、完璧な子育てはできなかったと思います。迷ったり悩んだり、ときに厳しくしすぎてしまったこともあります。けれど、子どもたちはそれぞれの出会いや努力で、自分の道をしっかりと歩んでくれています。その姿を見ると「ちゃんと育ってくれたんだな」と、ほっとした気持ちになりました。

息子と娘の歩んできた道

息子は18歳で大学進学と同時に一人暮らしを始め、アルバイトで出会った女性と同棲を経て、就職と同時に結婚しました。実家に戻ることなく、自立の道を歩み続けています。
娘も20歳で就職を機に一人暮らしを始め、中学生の頃通っていた塾の講師のアルバイトを当時していた男性と再会し同棲を経て、結婚しました。

私の娘時代であれば「同棲なんて」と周囲から好奇の目を向けられたと思います。けれど今は違います。同棲を通してお互いの暮らし方や価値観を知り、結婚前に確かめ合う大切な時間になっているのだと感じます。

親としてのスタンス

私は「子どもの伴侶は、子どもにとって最高のパートナー」だと信じています。人生はいいこともあれば苦しいこともあります。そのどちらもが人を育て、人生を輝かせてくれるものだと思っています。だからこそ、私は子ども自身の判断に委ね、口を出さないようにしようと決めました。

私自身、親の価値観に縛られ苦しい思いをしてきました。同じ思いは子どもたちにさせたくないのです。けれど、もし困ったときにはいつでも手を差し伸べられる親でありたい。子どもにとって安心できる存在でありたいと願っています。

子育てを振り返って

今回のやり取りをきっかけに、「子育てについて後悔はしない」と心に決めました。子どもたちはこれからも経験を重ね、家庭を築き、学び続けていくでしょう。その中で親の気持ちや家庭の意味に気づくこともあるかもしれません。

でもそれでいいのです。人生はずっと学びの連続。親子ともに成長し続けるものだから。

これからの私

私はまた、私らしく前を向いて生きていこうと思います。これまでの時間に感謝しながら、新しい自分の時間を楽しみたい。子育ての一区切りを経て、今度は自分自身の人生を大切にしながら歩んでいきます。

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