引っ越しに込めた思い

シリーズ「引っ越しに込めた思い」について

私は55歳で、自分の発達特性に気づきました。
それまでの人生では、人間関係や家族との関わりに悩み、何度も「生きづらさ」を感じてきました。

そんな私にとって「引っ越し」は、ただの住まいの移動ではなく、過去を整理し、未来を描き直すための大きな一歩でした。
安心できる暮らしを求めて、自分と家族にとって最善の選択を繰り返してきた、その道のりを記録していきたいと思います。

このシリーズでは、

  • 第1弾:引っ越しを決意したきっかけ
  • 第2弾:家族の将来を見据えた選択
  • 第3弾:過去との折り合いと、今を生きる希望

について綴っていきます。

同じように悩みや葛藤を抱える方に、少しでも「生きやすさを見つけるヒント」となれば嬉しいです。

半年前の引っ越しに込めた思い

引っ越しは「ただの住み替え」ではありませんでした。
それは、親や姉の都合ではなく、私と家族が自分の意思で選んだ人生の始まりでした。

引っ越しはただの住み替えではなかった

半年前、私たちは長年の夢だった引っ越しをしました。
これは単なる住み替えではなく、私にとっては「自分たちらしい暮らしを選ぶ」という大きな人生の転機でした。

縛られてきた過去

実家や姉との関わりの中で、自由に選ぶことが難しかった日々。
親の期待や姉の言葉に振り回され、自分らしい選択をするたびに罪悪感を持たされてきました。
それでも心の奥では「いつかは自分たちの意思で暮らしたい」という願いをずっと抱いていました。

背中を押されたように決まった売却

家を売りに出したら、わずか3日で買い手が見つかりました。
まるで「新しい人生に進んでいい」と言われたような出来事でした。
親は「買いたかった」と言いましたが、結局行動には移しませんでした。
昔から考えるだけで動かない人だからです。

今も続けている親への関わり

引っ越しても、私は毎週欠かさず実家に通っています。
距離が伸びただけで、やるべきことは変わっていません。
それでも「裏切られた」「もう何もしてくれない」と責められることもありました。
心の中では「私は充分にやっている」と思っていても、その言葉には傷つくことがあります。

家に帰れる幸せ

それでも、引っ越して良かったと心から思います。
親や長男のところに行った帰り、自分の家のドアを開けた瞬間に広がる安心感。
「ここが私の選んだ場所」「ここが私の居場所」と思えるこの気持ちは、この上ない幸せです。

これから歩んでいく道

引っ越しは、私にとって「他人の都合ではなく、自分と家族で選ぶ人生」への第一歩でした。
これからも、その思いを忘れず、自分らしい道を歩んでいきたいと思います。

あなたにとっての「自由に選んだ一歩」は何ですか?

私は引っ越しという形で、それをつかみました。
読んでくださっているあなたにとっての「自由を感じた瞬間」や「自分らしい選択の経験」があれば、ぜひ大切にしてほしいなと思います。

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