前に住んでいた一軒家は、今の家の約2倍の広さがあり、収納もたくさんありました。
引っ越しを決めてからは、毎週のようにトラックを借りて不用品をクリーンセンターへ運んで処分しました。こうしてモノを減らしていく感覚は、実は「➡ 車を手放した暮らし」でも同じように実感していました。
それでも最後の最後まで、まだ処分するものが出てきて驚いたものです。
キャンプ用品はメルカリに出品し、アルバムは夫婦それぞれが一枚一枚確認して取捨選択しました。思い出の整理も含めて、しっかり向き合う時間になりました。
今の住まいでは、必要以上にストックを持たず、必要なものを必要な時に買う暮らしへと変わりました。モノに囲まれすぎない、身も心も軽やかな暮らしに、とても満足しています。
子どもに負担を残したくないという思い
私たち夫婦には「自分たちがこの世を去った後、子どもたちに大量の荷物や家の片付けを背負わせたくない」という強い思いがあります。
実家にはまだ使えるものや「いつか使うかもしれない」と置かれた荷物が多く、私たちが住んでいた頃よりもむしろ物が増えているほどです。
保存するスペースがあればあるほど、人はものを置きたがるのだと実感しました。
子どもたちの進学と「大処分」
私たちが建てた家でも、子どもが巣立つと2階はほぼ使わない状態になりました。
進学のたびに「一人暮らしを経験させたい」という思いで送り出したので、そのたびに大量の荷物を処分しました。
長男の進学、次男の進学、娘の就職と、一人暮らしに伴う引っ越しのたびに、トラックを借りてはクリーンセンターへ。私たち夫婦は節目ごとに「整理と処分」を繰り返してきたのです。
少数精鋭で暮らす
それでも最後の自分たちの引っ越しでは、さらに多くのものを手放しました。
新居は限られたスペースしかないため、「使えるけれど置けないもの」はすべて処分するしかありませんでした。
けれど、引っ越した今「あれを残しておけばよかった」と後悔したものは一つもありません。
むしろ気づいたのです。
「足りないものは買えばいい」
「生きていくのに必要なものは、実はそんなに多くない」
この実感は、私たち夫婦にとって大きな財産となりました。
👉暮らしがシンプルになって生まれた時間の過ごし方
➡週末のお楽しみ
👉ものだけではなく、自分自身とも向き合ってきました
➡私が特性に気づいたきっかけと、子育てでの過酷な経験