テーマ:気づいた瞬間、心が晴れた日
日々の出来事から生まれた気づきを、静かに記録しています。
ここ数日、姉からのLINEが続いていました。
そのたびに気分が揺れて、心がかき乱されるような感覚に襲われていました。
「どうしてこんなに一方的なんだろう」
「なぜ私ばかりが気を使わなければならないのだろう」
そんな思いで、胸の中がずっと重かったのです。
けれど今朝、夫と話していて、ようやく答えが見えました。
夫が「姉の特性は、息子の発達傾向によく似ている」と言ってくれたのです。
その一言で、心の霧がすっと晴れました。
1. 腑に落ちた瞬間の「理解」
夫が話してくれたのは、息子の行動との共通点でした。
息子は、私たちがどうしても必要な連絡をしても、
自分がその情報を受け取りたくないタイミングだとスルーします。
逆に、自分が嬉しいときやテンションが上がっているときは、
突然楽しそうなメッセージを送ってくる。
そして、メンタルが落ちているときは、連絡がまったく途絶えるのです。
夫は言いました。
「姉も息子と同じや。自分の気分で動くねん。だから気にせんでええ」
――その瞬間、私は本当に腑に落ちました。
2. 息子との関係が教えてくれたこと
今、息子とはとても穏やかな関係を保てています。
以前は、心をかき乱されることも多くありましたが、
距離をとりながら関わるようになってからは、
お互いが安心できる関係に変わりました。
機嫌が悪いときは、そっと離れて見守る。
機嫌のいいときは、素直に一緒に笑う。
そういうバランスが自然に取れるようになってから、
私の心も穏やかに保てるようになったのです。
その経験を思い出したとき、
「ああ、姉にも同じように接すればいいんだ」と思えました。
相手を変えるのではなく、私が“受け取り方”を変えればいい。
3. 「俯瞰できる自分」に気づけた喜び
これまで、姉の言動にいちいち心を動かされていた私ですが、
今は「またいつものパターンやな」と俯瞰できています。
それだけで、気分が穏やかに保てるのです。
姉のご機嫌や不機嫌は、天気のようなもの。
晴れたり、曇ったり、雨が降ったり――。
私は、その天気の中に立つのではなく、
空の上から静かに眺めるように過ごせばいい。
そう思えたことで、心の中に大きな静けさが生まれました。
4. 経験が「意味」に変わるとき
息子との関係で学んだことが、姉との関係にそのまま応用できるなんて、
少し前の私には想像もできませんでした。
でも今は、すべての経験が「学び」や「理解」に変わっていく。
そう思えるだけで、過去の苦しみもやわらかく感じられます。
私はもう、姉に対して怒っていません。
ただ「理解できた」――その一言に尽きます。
5. おわりに
気づきとは、突然の“光”のようなものですね。
長年もやもやしていたことが、
ふとしたきっかけで一瞬にして腑に落ちる。
この気づきがあったことで、
私はこれからも「俯瞰する自分」で生きていけそうです。
怒りや不安に飲み込まれそうになっても、
上から静かに眺めていられる――
それが、私にとっての新しい心の自由です。