私の友達 ― 人生の転機となった出会い

彼女との出会いは、次男が中学・高校で仲良しだったクラスメイトのお母さんというご縁からでした。
高校の謝恩会で初めてお話しして以来、月に一度ほどランチをしながら、少しずつお互いのことを語り合うようになりました。

彼女は、これまでの人生で出会ったことのないタイプの人でした。
裏表がなく、誰に対しても忖度せず、思っていることをまっすぐに言葉にする人。
私の長男のこと、姉のこと、親のこと――どんな話でも、彼女には隠さず話せる不思議な安心感がありました。

「失敗のない人なんて、この世に一人もおらへんよ」
「姉には“ありがとう”って言っとき。親が亡くなったら、そこで縁を切ったらいいから」
「でも、長男のことだけは一生ちゃんと見てあげな。親しかできへんことやからね」

その言葉の一つひとつが、私の心に深く残っています。

先日久しぶりに会った時も、
「自分の考え方に固執したらあかんよ。苦しくなるだけやから」
と、いつもの優しい笑顔で言ってくれました。

彼女は誰に対してもブレない芯を持ち、強くて、だからこそ本当の優しさを知っている人です。
私は彼女に出会ってから、自分の特性を隠さず、ありのままを受け入れられるようになりました。

この出会いは、偶然ではなく必然だったのだと思います。
彼女は、私の人生を大きく変えてくれた、大切な存在です。

彼女に出会わなければ、今の私はきっと、違う私だったと思います。
それほどまでに、彼女の言葉と存在は、私の心を揺さぶり、支え、導いてくれました。
この出会いは、人生の中で与えられた大切な「転機」だったと、今は心から感じています。

彼女との出会いは、私の人生をそっと変えてくれた出来事でした。
その後も、彼女の言葉から学んだことは数えきれません。
次の記事では、そんな彼女から受け取った“やさしい教え”を綴っています。

👉 次の記事はこちら → 第2話:自分を許すということ

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