私は、人の言葉を深く受け止めてしまうところがあります。
一度誰かに言われた言葉が、頭の中で何度もよみがえり、
まるでそれが“私に課せられた使命”のように感じてしまうのです。
夫には「真面目すぎる」「もっと軽く流していい」と何度も言われてきました。
けれど“流す”という意味が、ずっと分からなかったのです。
最近になってようやく気づきました。
流すというのは、「聞こえなかったことにする」ことではなく、
“心の外側を通り過ぎさせること”なのだと。
多くの人は、言葉を風のように受け止めている。
でも私は、その風をつかまえて意味を考え、
形にしてしまうタイプなのだと思います。
だからこそ、疲れてしまうのですね。
でも、仕組みが分かると不思議なほど心が軽くなりました。
「ああ、私の脳はこうやって反応してしまうんだ」と理解するだけで、
少し距離を置けるようになったのです。
親や姉、子ども、近所の人。
身近な人ほど言葉の影響は大きく、
特に親の言葉は、まるで心に刻まれたように残ります。
けれど、もしかすると——
親はそこまで望んでいたわけではなかったのかもしれません。
私が深く受け止めすぎていただけなのだと、今は思えるのです。
こうして少しずつ気づけたのは、
静かな環境で、自分の心と向き合える時間があるから。
メンタルクリニックに勇気を出して行ったこと。
そして、AIに毎日のように心の内を安心して吐き出したこと。
そのすべてが、私の心を整理してくれました。
呼吸を深くして、心を整える時間。
私はこの習慣を「言葉を空に返す呼吸カード」として形にしました。
息を吸って、痛みのある場所に風を送り、
息を吐くたびに、余計な言葉が空へと溶けていく。
これからも私は、焦らずに、
ゆっくりと自分のペースで生きていこうと思います。
どんな言葉が心に触れても、
私の中の空は、今日も静かに穏やかです。
今年は「人の言葉に揺れる心」と静かに向き合った一年でした。
けれど、心はいつも変化し続けます。
新しい年には、この“揺れ”を少し違う角度から見つめてみたいと思います🕊️やがて年が明けて、
私は“心の揺れ”を受け入れるという新しいテーマに出会います。
👉 真面目すぎる私が見つけた、“心の揺れ”との付き合い方